複利(MM)機能について解説

MT4のEAの複利(MM)機能について解説

24時間自動売買ができるMT4(メタトレーダー4)のEA(エキスパートアドバイザー)は、複利(MM)機能を搭載しているものと搭載していないものがあります。MT4のEAを複利(MM)で運用すると単利よりも短期間で多く利益を得られる可能性が期待できますので、複利(MM)機能を搭載しているかどうか確認してみるとよいでしょう。

投資において、複利とは運用で増えた利益を当初の元本に追加して再投資する方法です。これに対して、単利では得られた利益を毎回引き出すので元本が増えることはありません。単利の方が安定性重視でリスクが低く、複利は効率性重視で早く稼げる方法ですがリスクが高めとなります。また、複利は期間が長くなればなるほど元本が大きくなり利益が多くなりますが、ロスカットとなって資金が全て失われると今まで稼いだ利益がまるまる失われるというリスクがあるため、安定性を重視する方は単利の方が安心です。

単利:元本×利率=利益
例えば、資金が10万円で利率が2%なら、10万円×2%=2,000円

複利:(元本+前回利益)×利率=利益
例えば、資金が10万円で利率が2%なら、1回目は10万円×2%=2,000円。2回目は(10万円+2,000円)×2%=2,040円。3回目は(10万2,000円+2,040円)×2%=2,080円。少しずつ利益が増えていきます。

複利(MM)機能を搭載しているMT4のEAは設定画面を開くと「mm」という項目があると思います。これを「true」にすることによって複利(MM)でトレードできます。同じMT4のEAでも「複利機能あり」と「複利機能なし」で分けて販売されているものもあり、その場合「複利機能あり」の方は価格設定が高めになっていることが多いです。