MT4のFXトレードでは通貨ペアにはbid（売り値）とask（買い値）があります。その名の通り、bidは売り注文を入れるときの売り値、askは買い注文を入れるときの買い値です。MT4で表示させたときには、左のSELLの部分がbid値、右のBUYの部分がask値です。bidは現在のレート価格ですが、askはそこにスプレッドが乗ってきます。このスプレッドは利用するFX会社によって異なります。スプレッドはEAを運用するにあたり、成績に影響を与えてくる要素ですので、FX会社を選ぶ際には必ずチェックしておきたいポイントです。特にスキャルピングEAでは、スプレッドの影響を大きく受けます。
MT4でトレードを行う際にはbidとaskの差であるスプレッドが取引コストとなります。チャートに表示されている価格にはこのスプレッドが入っていないので、エントリーを行うときには必ずbid/ask値を確認する必要があります。たとえばチャート上で決済のレートに達していても、bid/askの値が達していないことがあり、そういった場合、指値やEAは決済されません。MT4のEAにはスプレッドが一定値以上開いたときには、トレードを行わないようプログラミングされているものもあります。
